生(誕生)と死(命日)の想いが入り混じる狭間で~過去と今とで経過時間が与えた変化~
2017年5月27日
娘の12回目の命日
その3日前にちびすけを産み出して、まだ入院中な私。
12年間で初めて、命日に実家に帰らなかったし、お墓にもお参りが出来なかった。
新しい生命が目の前で生きてて、
産後の自分のメンタルもいい感じだったからあまり深くは何も考えてなかったのだけど。
……
26日の夜。
突然、メンタルが崩れた。!
LINEでパートナーに話を聞いてもらいつつも、涙が止まらないしどうしようもならなくなって、、、。
助産師さんとお話させてもらった。
この時の助産師さんが、たまたまマタニティヨガで毎週のようにお世話になっていた方で一番自分が楽に話せる方だったのも何かの計らい。
産後のマタニティブルーも影響して、そこに命日ってのもあり、ポロポロ泣きながらいろんな話をして。
結局この日までちびすけを夜は預かってもらう事になってたのだけど、この日の夜から一緒に過ごす事になった。
ちびすけの存在は
5月末の哀しみのイメージに、歓びを足してくれたり。
辛い時に隣にいてくれたり。
(私のメンタルとリンクしてかぐずぐずだったけどw)
救世主みたい!!!
娘の命日と同時期の息子の誕生
娘からのプレゼントでもあり、
今までとはまた違った新しい流れに入った感じもあり、
息子に救われてもいる。
『もしも今、目の前の息子に娘と同じ事が起こったら……』
そんな、普段なら想像すらしないような想像をこの日にしたんだ。
そしたらね。
娘を亡くして12年。
時間の経過って、本当に凄いなと実感した。
娘の話を普通に出来るのも、ここに尽きると。
目の前の息子で想像した瞬間、
心が耐えられなくて哀しみとか通り越して現実味が無くて
ありえない
頭が真っ白になりながら、↑の感情が湧いた。
そしてこの感情は、娘を亡くした当時に私の中にあった感情ととても似ていると感じた。
過去になって、時間が経って、
『哀しい・寂しい』
という感情は残ってても、当時のリアルな感情は私の中から薄れていっていた。
それにハッキリと気付けた。
娘の出来事は、やっぱり相当私の心を崩壊させていた。
普段から平気なふりをしていた訳ではなく、時間が経ってリアルな感情が薄れた結果、娘の出来事を口にしても平気で居られたんだ。
今改めて、当時のリアルな感覚を思い出した時に……
当時の私に『よく耐えたね』と伝えたい。
相当辛くて哀しくて、しんどかったねと過去に寄り添った。
(出産の痛みとかあれこれと同じように、10年以上も前の事は忘れていくんだね)
そこに気づいて、またひとつ深く自分自身も過去も受け入れられた気がした。
それに、亡くした娘と 今目の前に居る息子は同じではない。
むしろ、全く違う生命(魂)だ。
息子は生後3日目に突入したばかりくらいで、私の心を救ってくれてる。
本当に、救世主みたい(笑)
さらに、LINEで話してたパートナーからも
『過去も含めての私だからそのままでいいよ』
と伝えてもらったのも心救われた!
私の周りにはたくましくって頼りになる
男性陣
救世主?
王子さま??(これは違うなー)
守り神???(うーん?)
人生のパートナー!が2人も居てくれる♡
こうゆう事に気付けたのも、娘のお陰さま。
今も娘が12年ぶりにママになった私と
娘からしたら弟になるちびすけを
きっと物凄く近くで見守っててくれてる気がする☆
生と死の想いが入り混じる5月末。
ちびすけとのこれからの時間が、ゆっくりと過去の色を塗り替えてくれるだろう。
今日というこの日に実家に居ないのは、12年ぶり。
— ごとう なおみ@自由の女神 (@nao38) 2017年5月26日
あの日の夜以来、はじめて。
過去は変わらないけど、過去に対する想いは塗り替えられる。
娘と、ちびすけと。
たくさんの出来事・体験が、私の人生を塗り替える!