自由の女神World

体験したこと、想ったこと、感じたこと

田舎暮らしの想像と現実の違い~私が思う田舎暮らしとは。その1~

 

私を知らない方はまずこちらをお読みください★

※プロフィール若干更新しました

 

 

 

 

 
 
最近、『田舎暮らしがしたい!』とか、『田舎でスローライフに憧れてる』とか、『移住したいから空き家情報教えて』とかとか。
 
この手の相談がとっても多いのです。
 
なのでここらで1度、私の思う田舎暮らしに関してまとめてみようと思いました。
 

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『田舎暮らし』とひとことで言っても、日本の田舎は様々な場所にあります。
地域ごとに暮らし方もそこに集まる人も様々で、私が旅を通して見てきた移住者の多い地域はいくつかあるけれど、その土地のあり方は多様です。
 
 
私は旅をしながら都会に疲れている事に気づいて、自然の多い田舎に住みたいとぼんやり感じていました。
その中で私が糸島に決めたのは彼(パートナー)の存在や彼の住んでる(つまり今私が住んでる)家の環境がとても大きかったのです。
 
 
なので、私は田舎に住む時に家探しとかそうゆう事をしなかったので、パートナーの体験談も踏まえて書いていきます。
 
 
私のパートナーは糸島に移住してきてからも家は転々としてきてます。
筑前前原駅(糸島の中で一番栄えてる駅)の近くのアパートだったり、シェアハウスだったり。
話を聞いてて転機となったのは、長糸地区にある直売所『伊都安蔵里』さんで2年間くらい店長として働いていたこと。
最初は『伊都安蔵里』の使われていない部屋に住み込みながら働いていたそうで。
 
そこで、この長糸地区の農家さんたちや地の方たちとの交流を深め、だんだんと時間をかけて受け入れてもらえるようになり、今の家の情報とかも入って来るようになったみたい。
 
 
田舎は閉鎖的
 
よく、田舎は閉鎖的だとか言われてるけど。
それは見方によってはその土地を守る事。
 
空き家があったとしてもその情報が表に出なかったり、なかなか外の人が住めないのは、都会にはない田舎ならではの暮らしがそこにあるから。
 
他の地域に関しては詳しくわからないので、ここからは糸島の話になりますが。
今でも集落が残ってます。
集落ごとに行政があって、それが集まって地区の行政、そして、市の行政にも繋がっていきます。
そういった部分(有名なのは田舎の消防団とか)に協力出来る人、住んでる土地を残したいとか良くしたいとか、土地に貢献できる人。
この土地の人たちは、そうゆう人かどうかを見極めてから、打ち解けて初めて空き家情報を教えてくれたり協力的になってくれます。
 
自分たちの事ばかりで土地に貢献しようとしない人が移住してきたら、困るのはその土地に暮らしている人たちだから。
 
もちろん人によっての違いはあるかもしれませんが。
体感としてはそんな感じです。
 
 
情報は筒抜け
 
田舎では情報は基本筒抜け。
ここに住んでる人は○○で働いてる。
○○で畑をやってる。
○○さんが先月住民票を移した。
 
私が住民票を移す前に大家さんから移してない事も聞かれたし、移した後に区長さんと会った時にはもちろん移した話をされた。
 
 
私の住んでる集落には30件も家がない。
集落内に今、何人の人が住んでるのか?とかを集落ごとに把握しているらしい。
 
 
 
スローライフってそもそも何?
 
都会に住んでいた時に想像してたスローライフと、実際に田舎に住んでから感じるスローな感覚は違います!!
スローライフという言葉を使ってる人たちのイメージが私にはわからないけど。
完全に独立して個人の暮らしというよりは、田舎は周りの人たちと協力して暮らしていく。
都会よりも地域の人との結び付きが強くなります。
 
上にも書いたように、集落ごとの集まりとかもあるし、地域のお祭り事などのイベントもあります。
そうゆう時に協力していくと、自然と完全に自分のペースだけでは暮らしていけない。
 
都会みたいに人は多くないし、暗くなったらお家に帰るし、自然のダイレクトに感じられるから。
夜の時間が長く感じたり、(農業でも家庭菜園でも)土に触れたりするという部分ではスローなのかもしれない。
 
 
 
 
 
自給自足を目指してのんびり暮らしたい
 
と言うワードをよく掲げてくる人がいますが、私個人としては完全な自給自足は辛くなる気がしてます。
出来る限りの自給自足なら可能でしょう。
食べ物中心に、とかなら。
 
田舎は買い物に行くのにも車が必要です。
 
ガソリンだったり、電気だったり、生活していく上でやはり収入も多少は必要になってきます。
 
 
 
糸島に関しては
 
糸島は本当に今、田舎暮らしがしたいという方たちから人気のある場所です。
都会が近かったり、空港や都心部へのアクセスもいいのが理由のひとつでもあると思いますが。
海も山も雄大で美しく、流れてる水も綺麗。
人気がある故、田舎と言われている他の場所より家を探すのとかが大変です。
人気があるから、筑前前原駅の近くは農地を住宅地へと開発していく形も取られてて、工事中の家もたくさんあります。
人が多く移り住むことで、本来の田舎ならではな景色が崩れていくことは見ていて悲しくもなります。
 
そして、そうやって建てられている家は今風の洋風なお洒落な造り。
 
田舎暮らしを求めてる人たちはきっと古民家とか日本家屋に住みたいと感じているんだろうなとも感じています。
古民家は仏壇問題があって、持ち主がなかなか手放さない事が多く。
不動産にも出回らないらしく(ヒッチハイクで乗せてくれた方が糸島の不動産屋さんだったことがある)
古民家の空き家を見つけるためには地の人たちからの情報が一番早いのが現状です。
 
(※ほかの地域はわかりません)
 
 
 
本気で移住したいのなら
 
まずは自分の目でその土地を見て回り、自分の肌で自分に合ってるのか、本当にこの土地に住みたいのかを感じ。
 
その上で、地域の人たちと打ち解けていってから受け入れてもらうのが一番早いと私は感じています。
 
『どこでもいいから田舎に住みたい』
って人には私は糸島の地の人を紹介したいと思わない。
 
例えばどうしても糸島で農業をやりたい!
とか、この土地が好きすぎて糸島にどうにかして住みたい!とか。
内面にある強い想いを感じた時に、それならば!!と私たち移住者も動くかもしれない。
 
私の周りの移住者たちも結構今に至るまでに苦労をしている。
だからみんな苦労しろ!って事ではなく、それくらい本気を感じられないと誰も受け入れてはくれないんだと思う。
 
ネット上とかに溢れてる情報だけでここに住みたいって思うのもいいけれど。
その土地が本当に自分に合ってるかは自分でその土地に足を運んで感じてみないとわからない。
イメージだけで住んでみてやっぱり違ったというのもまた悲しい話。
 
 
 

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ざっと思いつく事を書き並べてみた。
人によってどんな環境が肌に合っているかは違う。
都会が合う人、田舎が合う人、どちらでもないくらいの中間が合う人。
様々だ。
糸島は私は本当に大好きで、この土地に出来る限りの貢献をしていこうと思っている。
私の中では出逢うべくして出逢った場所なんだ。
 
 
…………と、ここまでは一般論。
田舎暮らしがしたいと感じている人への私の想いは次のブログで。
 
↓↓↓
 
 
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私の田舎暮らしに関して、5月の終わりか6月の頭頃に関東でシェア会みたいなものをやりたいなと思い始めました。
都会の常識と田舎の常識はまた違う。
シェア会なら、興味がある人もぼんやり田舎暮らしがしたいと思っている人も気軽にどんな感じなのかを聞けるんじゃないかなと(*^^*)
 
開催してくれる人を募集してます!!!
 
 

 

 

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